R8奥出雲町はじめての起業塾第1回レポート
奥出雲町では起業・創業を生み出すために、起業支援を行っています。
私は起業コーディネーターとして着任し2年目を迎え、今年度は自分が主体となって企画をすることになりました。
昨年までの講師が作り上げた「楽しく学んで半歩を踏み出すきっかけづくり」の基盤を活かして、今年度はどんな起業塾にしていくといいのか、、、と頭を悩ませながら2ヶ月ほどかけて企画を進めてきました。奥出雲町では待っていても起業相談はなかなか生まれません。参加することがスタートとなり、継続的に学びを得られる・サポートを受けられる仕組みを創るために、今年度は奥出雲町商工会様にもご協力いただき、とても濃密な内容の企画となりました。

今年度のテーマは「起業に向けた具体的な知識を身につける」
昨年までの参加者やすでに起業しているけど悩みがある方にもご参加いただき、「チャレンジを続けるために」必要な知識を身につけていただく、考え直すきっかけにすることで開業・創業に繋がっていくのではないかと考えこのテーマを掲げました。
あくまで、法人登記や個人事業主登録はゴールではなく、社会課題を解決したりやりたいことを事業にしていく先にある手段です。手段と目的が逆転しないために自分の大切なことを軸にしながら起業を考えていく時間にしていきたいと思います。

第1回 自分の”好き”から見つける起業のタネ
第1回の講師は、オクリノ不動産の糸賀さん
まずは起業に向けた「マインドセット」をテーマに、やりたいことを言語化し、自分がどう生きたいのかを深ぼるために必要な考え方を学びました。糸賀さんの起業に至るまでの経緯や感じてきたこと、大切にしていることをお話いただき、「なぜ起業することになったのか」「なぜこの事業をされているのか」を具体的に知ることができました。
前半:過去の深掘りをして目的を明確にする
大切なのは、「人生の深掘り」
自分の生い立ちや経験してきたこと、人生の転機に何が起きて、自分はどう感じてきたのかを見つめ返すことで事業の目的を明確にすることができます。実際に参加者自身も「やりたいこと・目的」を書き出すワークシートに取り掛かると、わかっているようで言語化できていないことに気づいたり、手段ばかりに目が向いていたことに気づくことができました。
参加者同士の対話により、「過去に自分が辛い経験をしたから」「こんな人の力になりたいと思っていた」「奥出雲は好きだけど何のために発信するのか」など原点に立ち返って考える様子がみられました。

後半:やりたいことを深ぼる(ミッション・ビジョン・バリュー)
◯ミッション:目的・目指す理想
◯ビジョン:中期的な目標
◯バリュー:日々の目標
後半には、前半で考えた自分のやりたいことや目的をさらに具体的な言葉に落とし込むためのワークを行いました。
目指すことに対してどんなことが必要で、日々の行動では何をしていくのかは、生活していく中で変化します。まずは現時点で考えていることをアウトプットする・考え方を知っていただく機会として頭を抱えながら絞り出してみました。
最後は書いてみたことを発表していただき、一言ずつ講師の糸賀さんよりコメントをいただきました。自分では見えていないとこりやより具体的な言葉にした方がいいポイントなどを教えていただき、「何から考えたらいいか」が見えてきたのではないでしょうか。

次回:小さく始めるビジネスのつくり方
今回は、チャレンジ甲子園の参加者にも参加していただきました。講義後のアンケートでは次回も参加したいと希望してくださる方もいたため、プレゼン発表にもぜひ活かして頂けたら嬉しいです。
現時点では起業を考えていないとしても、自分のやりたいことをカタチにしていくために大切なことを学べるのが起業塾です。実際に起業しようと思っても何からすればいいかわからないという場合がありますが、起業塾に参加して基本知識を身につけておくことでまずはじめの一歩を踏み出すことができるのではないかと思います。
2回目以降からの参加も受付できますので、ご興味がある方はぜひお問い合わせください!
メール:ayasummer1820@gmail.com