【第3回・4回】R7はじめての起業塾レポート

第2回の起業塾を終えてから当サイトのエラーが続き、発信が滞っておりました。

原因はなんと「自動更新」になっておらず解約・サイト凍結の状態になっていました。。

ギリギリ解凍できる期限に間に合ったため、サイトを復活させることができました!

ということで、10月に開催しました起業塾第3回・第4回をまとめて報告します。

📌第3回 お金・人・仕組みを整える

今年度は、いますぐ起業を予定していない方でも「今のうちに知っておいた方がいいこと」を学べる機会にしようということで、起業するにあたって大事なお金の話をしていただきました。

講師には、株式会社OKU-Reno.の共同代表であり、行政書士の濱田達雄さんです。

大前提として、お金の話を苦手とする方はこれまでも多く、難しいという理由と「お金を稼ぐという考え方」に違和感を覚える方もいました。会社員として働いていると給料として口座に振り込まれ、主に労働時間・業務に対する対価として払われます。しかし、起業した場合は自分が提供したサービスに直接お金をいただくため「もらっていいのかな・・?」と思ってしまうことがあります。

そんな考え方を起業するに向けて、「人件費」の意味からお伝えしてくださいました。

焙煎コーヒーを販売しても、いただくコーヒー代の中には「人件費」を考えて値段を作ることが大切。

仕入れや準備した時間、美味しい淹れ方を研究した時間、提供中や提供後の片付けなどの時間も、この事業のために自分が費やしているものです。

なるべく安くしてあげたいと思いますが、美味しいコーヒーと素敵な時間をいただけたという「ありがとう」に対してお金という「対価」を消費者はお渡しします。それは利益となり、今後も美味しいコーヒーを継続できる可能性となります。利益を上げることは決して悪いことではないということです。

セミナーの内容では、「財務会計」と「管理会計」の違いや、事業を継続するために大切な「損益分岐点」について説明されました。日々の会計管理をしておくことで、このまま事業を継続することができるかどうかを客観的に見ることができ、やりたいことをやめずに済むということがわかりました。

計算方法などはこの時間内だけでは理解しきれない部分もありましたが、起業やチャレンジをしていく上ではお金は切っても切り離せないものであることは伝わったのではないでしょうか。

後半では、しまね信用金庫の方に来ていただき、融資の考え方や事業計画書の重要ポイントについてお話いただきました。

前半の内容から、起業する上で自己資金では足りない場合や先行投資が必要な場合、しっかりと計画された事業計画書によって銀行が事業を応援するための融資を出すことができます。それ以外にもクラウドファンディングや出資など資金調達の方法や評価ポイントについてご紹介いただきました。

📌第4回 ステップアップセミナー

今年度初めての試みとして、商工会様企画の「ステップアップセミナー」を開催しました。

テーマは「経営者として知っておくべき経営の基礎知識」

10時から16時までと長丁場の1日でしたが、経営に関することを自分で学ぼうとすると何から学んでいいか分からず困ります。今回は、苦手なことはみんなで学ぼうということで、講師経験が豊富な合同会社ミライズム渡部剛史さんに講師としておお越しいただきました。

第1回から第3回までの内容をより具体的にし、創業テーマや価格設定、資金計画、創業計画書についても実際の用紙テンプレートなどを紹介いただきました。具体的になると考えていた事業においても見直しが必要なところが見つかります。自分の事業と照らし合わせながら考える機会となったのではないでしょうか。

また意外と知らない「法律」に関しても、契約書の必要性や個人情報保護法、著作権、商標権、景品表示などな知らずに法律を破ってしまうことのないように知っておくことが大切だと改めて感じました。

特に、まずは個人事業主から始めたい方の方が多いため、最近できた「フリーランス法」へのリアクションが良かった印象です。やはり自分ごとになる内容が一番の学びですね。

他にも個人事業主と法人の違いや税務のこと、最後にはいい商品があっても買ってもらわないといけないということでマーケティング戦略についてもお話いただきました。

5時間にわたるボリューミーな内容でしたが、非常に充実した時間となりました。

次回はいよいよ最終回となります!

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